発表会④ソルフェージュクラスの合奏

5回シリーズで当ピアノ教室(枚方市津田駅徒歩8分)の2025年発表会の様子をご紹介しています。
前回は発表会での《ピアノ連弾》の取り組みについてでした。
今回は発表会でのソルフェージュクラスの合奏の様子と、当日までの練習の取り組みの様子をご紹介します。
仲間と一緒に音を合わせる体験は、普段のピアノ練習とは違った子どもたちの成長を感じられる瞬間です。
まずはさっそく発表会当日に頑張った生徒さんたちの晴れ姿をご覧ください。
ソルフェージュクラスとは?
ソルフェージュクラスは希望者によるグループレッスンのクラスで、ピアノだけでない音楽の基礎を学びます。(詳しくはレッスン案内をご覧ください)4月始まりのピアノの個人レッスンとは違い、9月から新しいクラスが始まり、秋期(9~11月)冬期(1~3月)で基礎を学んだ後、春期(4~6月)にいよいよ発表会で演奏する合奏の練習に入ります。
合奏練習の進め方
1年目は基礎、2年目以降は選曲会議から
1年目は楽器の扱い方やセッティングの手順から習い、マレット(鉄琴や木琴を鳴らす際のバチ)ドラムスティックの使い方や奏法など一つずつ経験していくのですが、楽器の扱いにも慣れた2年目以降は選曲会議を開き、皆で発表会で演奏する曲目を決めていきます。
スコアからパート譜へ移行
曲が決まると自分の担当楽器を決め、楽譜に書き込みをしていきます。ピアノソロや連弾の楽譜では、新しく知った記号や注意するべきところにあらかじめ書き込みをするのですが、合奏練習の前半に使う楽譜はピアノで使う5線が2段ある大譜表とは違い、5線が6~10段ほどになるスコア(総譜)を使いますので、自分の演奏する段に蛍光ペンでラインを引くことから始まります。

練習を重ね、自分のパート以外の楽器の演奏にも耳を傾けることができ、曲にも慣れ親しんでくると、次は自分の演奏部分だけが書かれたパート譜へと移行します。パート譜になると10ページほどあった楽譜が1ページになりますので、ページをめくることが無くなり、演奏への集中度もアップします。
合奏で学べる「待つ力」
合奏で使う楽器は小学校でも合奏で良く使われる楽器を主に使いますので、楽器演奏そのものはピアノほど難しくはないのですが、ピアノソロや連弾との大きな違いは休符(演奏しない時間)が多いところにあります。ピアノの演奏ではほとんど経験することのない「演奏しないで待つ」時間が長いと、《休符の拍を数えてから》《他のパートのメロディーの後に》など休みの後の自分の演奏の入り口を意識をしていても、入り損ねたりフライングしたりと失敗を重ねてしまいます。その分呼吸を揃えて全員がピタッと決まった時の気持ち良さは格別で、その気持ち良さが子供たちの練習の積極性を駆り立てているキッカケにもなっているようです。
みんなで練習する楽しさ
合奏は家でも練習できるよう小型の楽器を貸し出したりはしているのですが、今年は「皆で一緒に練習したい」と子供達から居残り練習の要望があり「全員の希望ならいいよ」と言うと「やったー!」と盛り上がり、度々1時間ほどの居残り練習をして頑張っていました。
発表会で披露したプログラム
例年ですと発表会の後半に披露する合奏のみなのですが、今期はソルフェージュクラスの受講2~4年目の子供たちがとてもパワフルでしたので、オープニングとフィナーレの両方で活躍してもらいました。
オープニング①ブームワッカー演奏(動画➀)
長さの違うプラスチックの筒状の棒を叩いて演奏するブームワッカーは、本来片手に持って反対の手を叩いたり、床に打ち付けたりするのですが、両手は塞がり、床はホールをお借りしているので打ち付けることが出来ない為、今回は少し響きは良くないのですが足を叩くことに。
オープニング②ハンドベル演奏(動画➀)
クリスマス会やピアノのレッスンの導入期でも使うことがあるので、皆が慣れ親しんでいるハンドベル。ブームワッカーほど素早い連打は出来ないのですが、流石の美しい響きが楽しめます。
フィナーレ打楽器合奏(動画②)
ソルフェージュクラスの集大成「打楽器合奏」は3曲を披露。メンバーのうちピアノソロ・連弾・合奏と合わせて多い子は8曲も演奏してくれています。
合奏を通じて育つ力
普段の一人でするピアノの練習とは違い、お友達と一緒にする合奏の練習は和気あいあいと楽しい雰囲気の中、
「誰かずれてるで~。」
「〇〇ちゃん。一拍早いやん。」
「練習番号Ⓑからもう一度したいです」
など子供たち自身の声掛けで進んで行く、自律的な姿がたくさん見られます。
グループ活動の多い合奏はお互いに刺激し合え、また間違いや失敗があっても笑い合いながら楽しく音楽の技能が身につく、楽しい取り組みとなっています。
次回はシリーズのラスト5回目《生徒さんとご家族の方たちの交流会となる茶話会》についてお伝えしますね。